織り機

イーネオヤとキリム教室 茜屋

生徒さん自作の織り機の紹介


足場を使った織り機〜大きな作品が織れます
受講生「流浪の民子」さんの織り機


□左の写真□
ホームセンターで売られている足場を使った織り機。
パイプと付随するジョイントで、頑丈な織り機となっています。
材料費は\5,000円ほどだそうです。
ホームセンターで好きな長さにパイプをカットしてくれるので、
大きさもいろいろと変えられるそうです。
□右上の写真□
赤い矢印部分の拡大写真
□右の写真□
糸を張る時は、横に倒した状態で、後ろのパイプを取り付ける前にグルグル巻いていき、
その後、後ろのパイプを取り付けたそうです。
織り始めたキリムの仕上がりが、楽しみですね。
織り機の大きさは1メートル四方で、奥行き0.5メートルだそうです。

上の織り機に下のアイデアを組み合わせるのも良さそうです。

卓上で長い作品の制作が可能な織り機
NHK文化センター生徒「K」さんの織り機
表面と裏面について
織り進んでいる面〜表 裏面〜織りあがっている面

左の写真の織り進んでいる面は、織る作業をしている面です。
Cの板を立てたり、違う棒を差したりすることで、糸の張りを調節します。

右の写真の裏面の画像は、織り終わった部分です。
Aの棒を抜くことで、張りがゆるみ、作品を回転させることができます。

そのため、織り終わった部分を裏に回すことができます。
小さな枠で、一枚の長い作品が制作可能です。
Bの棒は、縦糸を巻きつける棒です。詳しくは、下段参照。

この方法は、箱織りと呼ばれて、方々で知られているそうです。
このちょっと大変なキリムの縦糸に応用してきてくれました。

作品が織り終わり、AとCの棒はすでに抜き、Bの棒を抜くところです。
Bの棒を抜くと、下の画像のように、抜いただけで、このような状態になります。
フリンジ部分は、左右ともに輪になっています。

織り終わり・完成
糸の張り方について

糸の張り方。
木枠にAの棒(太めの棒)とBの棒(細い棒)を左画像のような位置へ、固定しておきます。
縦糸の始まりは、Bの棒へ結びます。縦糸は、Bの棒へかけていきます。

画像を見て下さい。木枠上部上面から回してきた縦糸は、
白い矢印1のようにBの棒の上側から下へ(白矢印2)かけます。
その糸は、木枠の上部上面から下面へまわし、木枠の裏側をとおり、
木枠下部下面より上面へ出て、今度は、ピンクの矢印1となります。

Bの棒の下から、上へ(ピンク矢印2)かけます。
木枠の下部上面より、木枠裏をとおり、木枠上部下面から上面に出ます。
この繰り返しです。
織り始めは、フリンジの長さが必要な場合は、今見えている面ではなく、裏返します。
木枠裏側の赤い矢印部分辺りから、木枠上部へ向かって織っていきます。フリンジが必要ない場合(ミシンがけして、加工する予定など)は、裏返す必要はなく、Bの棒近くから織ります。


参考にして、いつもよりも大きくて長いキリムなど作ってみて下さい。
2人とも、どうもありがとうございました。

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