糸張りB

イーネオヤとキリム教室 茜屋

簡単な織り機の説明など。大柄のキリムやジジム等織り向き。


■ 糸張りB ■

家にある道具で、簡単な織り機を作って見ましょう。
縦糸を1本おきに、交互に上下に分けられるため、手早く織ることが出来ます。
絨毯やジリ、ジジム、スマックを織る時に、間に一往復横糸を通していく作業が早く楽に出来ます。
絨毯織り等や、クッションカバーサイズの作品、縞のキリム、大柄のキリム作りに向いています。


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作成の流れ

番号 手順の写真 説明
■001■ 写真のように縦長の木枠に、糸張りAの手順で糸を張り終えます。
用意する物は、2本取りの縦糸。紐4本。直径1.5〜2cmで、木枠の横幅よりも長い棒(ここでは以後(1)の棒と呼びます)。
直径1cm前後で、木枠の横幅よりも短い棒(ここでは以後(2)の棒と呼びます)。
細い棒・ここでは割り箸を使用(ここでは以後(3)の棒と呼びます)。
■002■ (1)の棒を木枠の縦半分程の高さへ紐で固定します。
■003■ (3)の棒で縦糸を1本ずつ交互にすくい取ります。
写真のように縦糸の間に(3)の棒がはさまります。
■004■ 固定した(1)の棒の下へ(3)の棒を引き寄せます。
(1)と(3)の棒を紐で固定します。
■005■ 2本取りの縦糸を(1)の棒へ結び付けます。
■006■ (3)の棒で縦糸が上下に分かれています。
下の縦糸を端から順々に、これからすくっていきます。
写真のように下になっている縦糸1本に、2本取り糸をくぐします。
■007■ くぐした2本取り糸を、輪のようになった中へ通します。
■008■ 通した2本取り糸を引くと、写真のようになります。これの繰り返しです。
■009■ 下の縦糸だけを順々に拾い、作業を続けていくと写真のようになります。
■010■ 全て終えたら、(1)の棒に2本取り糸を縛りつけます。
■011■ 今まで(3)の棒で分けられていた縦糸と同じ分け方で、(2)の棒を(1)の棒よりも上の位置に通します。
その後、(3)の棒を引き抜きます。
■012■ (1)の棒と(2)の棒だけになります。
■013■ 完成です。
■014■ (1)の棒よりも下の位置が織るところです。
(2)の棒を(1)の棒に引き寄せます。縦糸が上下に交互に分かれます。キリム糸を通します。
織り辛い場合は、(1)の棒をもっと下へ下げて固定して織ってみて下さい。
■015■ (2)の棒を上へ上げます。
(1)の棒の上辺りを写真のように押さえると、縦糸の上下が入れ替わるので、キリム糸を通します。平織りになります。
ある程度の位置まで織り、縦糸を分けるのが出来辛くなってきたら、(1)の棒を更に上へ上げて固定します。
(1)の棒が上に上がると、縦糸を分ける時に手で押さえづらくなるかもしれません。(2)の棒を細く変えてください。
木枠に張った縦糸の5分の3の高さぐらいまでこの方法で織れます。


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