●オヤ糸入荷のお知らせ オヤ糸(ハードタイプ)
今回、新しく入荷した「オヤ糸 ハードタイプ」は、メーカーが生産を終了しており、現在、在庫があるのみとなります。
現在、トルコでも細かい作業をする人が減っているため、大手メーカーは、ナイロンのオヤ糸から次々に手を引いています。
こちらの糸も、そのメーカーのうちの1つが、数年前に生産した物です。
ここ数年の間に、ナイロンのオヤ糸は、淘汰されつつあります。
それに代わり、若干太めのポリエステルのオヤ糸が主流となりました。
著書で紹介している立体のお花には、ポリエステル糸よりもナイロン糸の方が太さのバランスとして向いています。
現在では、イーネオヤを編む人は少なく、また立体のお花が編める地域は限られており、その地域の中でも編める人が減り続ける中、時代の流れとして仕方のないことのようです。
●オヤ糸 ハードタイプの特徴●
糸質は、固めです。数年前まで、主流であったオヤ糸の質感となります。
固めの糸が編みやすいという方のご要望に答え、取り寄せました。
http://www.akaneya.net/shop-oya/17.html
○オヤ専用糸○
現在のナイロンのオヤ糸は、糸質の向上をはかり、自然な風合いの質感へと変化しています。昔の糸より、やや柔らかめです。
柔らかめの糸は、「オヤ専用糸」のカテゴリで販売しています。
現在もまだナイロンのオヤ糸の生産を続けている数少ないメーカーの糸です。
http://www.akaneya.net/shop-oya/5.html
★オヤ糸の使い心地について★
あくまで、私自身の使い心地ですが、ご参考になれば幸いです。
トルコで、オヤ糸といえば、数年前まで固めのナイロン糸でした。(今回、特別に入荷したタイプ)
私も、イーネオヤを編み始めた当初は、固いナイロンのオヤ糸で編んでいました。
そのため、手が固い糸に慣れました。
柔らかめのナイロンのオヤ糸が、出始めた当初は、固い糸に慣れていたため、若干扱い辛い感じを受けました。
しかし、絹糸を主流で編んでいる今現在、固いナイロン糸よりも、品質が向上した柔らかいオヤ糸の方が、手に馴染みます。(定番としてカテゴリ オヤ専用糸 にて扱っているタイプ)
どのような糸が一番手にしっくりと馴染むのかは、人それぞれかとも思いますが、経験上、慣れという部分が、かなり大きいように思います。
発色や質感の好みで選び、その糸に手を慣らしていければ、一番納得のいく作品が仕上がると思います。